化学工学会 Barracuda Virtual Reactor発表レポート

化学工学会 Barracuda Virtual Reactor発表レポート

化学工学会 Barracuda Virtual Reactor発表レポート

 テラバイトは化学工学会・第54回秋季大会でBarracuda Virtual Reactorを発表しました。





化学工学会・第54回秋季大会 発表レポート

 2023年9月の化学工学会・第54回秋季大会において、当社は流動床CFD解析ソフトウェア、Barracuda Virtual Reactorを発表しました。

 Barracuda Virtual Reactorは、流動床反応炉を代表とする粒子-熱流体システムの物理工学現象を詳細にシミュレーションするために開発されたソフトウェアで、粒子の挙動、相変化をともなう気液2層流、熱工学プロセス、化学反応プロセスを同時連成した計算を行います。このソフトウェアは、化学工学やプロセスエンジニアリングにおいて、工業装置の設計開発、運転条件の最適化、トラブルシューティングなどのさまざまなフェーズを大きく改善するポテンシャルを秘めています。



ランチョンセミナー

 秋季大会ではランチョンセミナーの時間を使ってソフトウェアのアウトラインを解説しました。解説の中で、Barracuda Virtual Reactorが持続可能航空燃料(SAF)プラントに適用されている実例が紹介され、サステナブル技術の最先端に位置することが示されました。また、石油精製プラントにおけるFCCU(流動触媒粒子クラッキングユニット)のトラブル解決と生産スループット回復に寄与したケースが強調され、プロセスの効率向上に貢献できることが示されました。さらに、セメント焼成工程におけるCO2排出量の80%削減に貢献した成功事例が示されました。これらはすべて、Barracuda Virtual Reactorユーザ発表からの抜粋によるもので、ユーザ発表のビデオやリファレンスはCPFDソフトウェア社のホームページで確認できます。



 流動床は100年の歴史を持つ『枯れた技術』ですが、ケミカルリサイクル、バイオマス発電などの新たなサステナブル技術開発の中で流動床がふたたび脚光を浴びています。流動床CFD解析に特化したBarracuda Virtual Reactorは、これらの新技術の開発に貢献するものとして期待が寄せられています。




関連ページ


テラバイト Barracuda Virtual Reactorのページ
テラバイトYouTubeチャンネル Barracuda Virtual Reactorの発表動画(日本語字幕付き)
CPFDソフトウェア社のホームページ
化学工学会・第54回秋季大会のホームページ