OpenFOAM書籍出版記念セミナー

OpenFOAM書籍出版記念セミナー

OpenFOAM書籍出版記念セミナー

 2020年6月26日(金)に開催したOpenFOAM書籍出版記念セミナーの様子をレポートします。





待望の本格解説書

 当社は『OpenFOAMライブラリ リファレンス』と題する書籍を2020年4月30日に森北出版より発刊しました。これを記念して、同6月26日に出版記念イベントをオンラインで行いました。

 イベント前半は著者インタビュー、後半は著者セミナーで、ともにインターネットでWebcast配信されました。およそ1時間のイベントでしたが、当日は大勢の方にご参加いただき、すべてのプログラムを無事に終了することができました。

 以下に前半の著者インタビューの抜粋を紹介します。

待望の本格解説書

 書籍出版の動機:原型は社内向けドキュメント。 OpenFOAMにはサポートがなく、ドキュメントがないと使い始めるのはむつかしいが、ドキュメントは開発元サイトに簡易なマニュアルがあるだけで、公式ドキュメントや資料類が一切ない。日本語の本が2冊あるが初級者向けで、全般がカバーされたものではない。世にある情報がどれも実ユーザ向けには不十分なものばかりだったので、社内向けドキュメントを発展させて書籍として出版しようという事になって、厚み4㎝、736ページのリファレンスマニュアルが完成した。

 OpenFOAMについて: OpenFOAMはオープンソースのフリーCFDソフト。C++で書かれていて、多くの機能がすべて無料で使える。C++はオブジェクト言語で、クラスという概念が需要な役目を果たし、いろいろな機能をクラスに落とし込んでプログラムを書いてゆく。OpenFOAMほどの大規模なソルバーにはいろいろな機能が入っていて、多種多様なクラスをひとまとめにしたものをライブラリと呼んでいる。

 今後の展開:近日中にOpenFOAM教育講座(有料セミナー)を計画している。



【書籍紹介】
書籍タイトル『OpenFOAMライブラリ リファレンス』
解説:OpenFOAMで流体解析を行う人に向けて書かれた、OpenFOAMの本格的な解説書。森北出版より2020年4月30日に発刊され、全国の書店やオンライン書店で好評発売中。クラス名やキーワードでクラスの内容や入力ファイルの設定方法が引けるファレンスマニュアルとしてOpenFOAMの初級者から上級者まで幅広い層の方にご利用いただけます。



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