爆源特性最適化モデル

爆源特性最適化モデル

側壁及び床面に平均圧力が発生している0.005秒までを解析対象として行います。
また、 BOUNDARY_AMBIENT_EOS機能を使用して圧力境界条件を制御します。

圧力境界条件の最適化

圧力境界条件を最適化するにあたり、 *BOUNDARY_AMBIENT_EOSで参照する内部エネルギー(LCID1)と相対体積(LCID2)の時刻歴データを数式や表形式で表し、パラメータ化します。最適化計算により、パラメータ化した変数の最適値を求めます。

最適化計算の設定

【目的関数】
解析結果と目標の水の運動エネルギー最大値の差を最小化

【制約条件】
1)水の運動エネルギー最大値 →
2)側壁の平均圧力最大値   → 解析結果>目標
3)床面の平均圧力最大値   →
4)トータルエネルギー:|"最大値及び最小値-初期値" |< 初期値の15% ⇒極端なエネルギー変化を抑制。

【最適化アルゴリズム】
大域的応答曲面法(GRSM)を使用

最適値を使用した爆源特性解析結果

最適化計算で得られた最適値を圧力境界条件に適用し、爆源特性解析を行った結果を示します。
最適化により得られた結果は、従来手法の結果より目標に近い爆源特性であることが確認できます。
また、従来手法より流体(水・爆源)の運動エネルギーが増加したため、爆源の膨張が増大しています。

<流体(水・爆源)の運動エネルギー>

<側壁の平均圧力履歴>

<床面の平均圧力履歴>

<爆源の膨張推移>

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