Case

解析事例

モータの振動解析

モータの振動解析サムネイル画像
概要

JMAGの磁界-構造連成解析機能を利用したモータの振動解析事例を紹介します。モータに働く電磁力によって、振動が発生します。この振動はモータが共振することによる影響が大きいので、磁界解析とモード法による周波数応答解析の連成解析を実施し、電磁力モードと共振現象を把握します。周波数応答解析では、まず固有値解析を実行し、固有振動数、固有ベクトルを計算します。その後、固有モードと電磁力を連成し、モータの定常加振状態における応答を計算します。

磁界解析の計算条件

 図 1に磁界解析の解析モデルを示します。4極12スロットIPMモータを1/4対称(反周期境界条件)の断面形状で2次元磁界解析を実施します。定常回転時のステータコアに働く電磁力を計算します。 

  • jmag-59_r1_c1
    図1 電磁力解析モデル
構造解析の計算条件
 図 2に構造解析の解析モデルを示します。ケース、ステータコアをソリッド要素、シャフトをビーム要素、ロータコアを集中質量でモデル化します。シャフトの両端とケース間は剛体結合、その他の部品間は節点共有とします。拘束条件は、ボルト穴を固定とします。磁界解析で求めた電磁力分布を構造解析モデルのステータコアにマッピングします。 
  • jmag-59_r3_c1
    図2 構造解析モデル
電磁力解析の解析結果
 電磁力分布の時刻歴データに対して、フーリエ変換を行うことによって、図 3に示すような周波数ごとの電磁力分布を得ます。この電磁力分布を振動解析モデルのステータコアにマッピングします。 
  • jmag-59_r5_c1
    図3 周波数ごとの電磁力モード
振動解析の解析結果
 電磁力解析モデルで求めた電磁力と固有値計算で求めた固有モードを用いて、周波数応答解析を実施します。図 4に周波数-加速度特性と加速度が最大となる周波数における変形モードを示します。加速度が最大となり、1000Hzでケース・ステータコアが四角く潰れる変形モードであることが分かります。 
  • jmag-59_r7_c1
    図4 周波数-加速度特性と変形モード

 電磁力から振動までの一連の評価がJMAGで可能であり、磁界-構造連成解析機能はモータの振動対策に役立てられることがわかります。 

 

RELATED

関連記事はこちら

コーナリフレクタのバイスタティックRCS解析
2026.06.23

コーナリフレクタのバイスタティックRCS解析

ホーンアンテナからの照射に対する3面コーナリフレクタのRCSを異なるソルバーで解析し、それらの結果と計算コストを比較した...
コーナリフレクタのモノスタティックRCS解析
2026.06.23

コーナリフレクタのモノスタティックRCS解析

平面波入射に対する3面コーナリフレクタのRCSを異なるソルバーで解析し、それらの結果と計算コストを比較した事例です。
FSSで構成されたコーナリフレクタのRCS解析
2026.06.23

FSSで構成されたコーナリフレクタのRCS解析

導体板の代わりにFSSで構成されたコーナリフレクタについて、ホーンアンテナからの照射に対するRCSを解析した結果を説明し...
Contact

ご相談・資料の請求はこちら

製品やサービスに関するご相談、導入に関するご質問等お気軽にお問い合わせください。
各種資料をご希望の方は、資料請求フォームよりお申し込みいただけます。