Case

解析事例

プロペラの回転によるキャビテーションの発生(複製)

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1.キャビテーション解析の概要

OpenFOAM_18
図1. モデル概要

オープンソースの数値計算ソフトウェア「OpenFOAM」を利用して、回転するプロペラ周りの流れ解析をおこないました。計算に使用したソルバーは、相変化が考慮できるinterPhaseChangeDyMFoamで、VOF法をベースに、キャビテーションの発生状況を再現することができます。ただし、等温で不混和流体(=非混合)限定になります。

 

図1に解析モデルの概要を示します。円筒状の計算領域内にプロペラを配置し、キャビテーションの発生状況とキャビテーション数を調査しました。

2. OpenFOAMの計算条件

OpenFOAM_19-1
図2 境界条件

プロペラの回転は、AMI(Arbitrary Mesh Interface)機能でプロペラ周囲のメッシュのみ回転させました。流入と流出境界は圧力固定で、外側の円筒壁面はnon-slipの壁境界(速度0)としました。図2に境界条件を示します。

 

表1に計算で使用した物性値を、図3にプロペラの回転速度を示します。 

OpenFOAM_20
表1. 物性値
OpenFOAM_21
図3. プロペラの回転速度

3. interPhaseChangeDyMFoamソルバーの計算結果 

流線とキャビテーション発生状況のアニメーションを示します。 

 

流線のアニメーション

 

キャビテーションのアニメーション 

・ OpenFOAMでは物性の異なる複数のインクのインクジェット解析を行えます。
・ OpenFOAMのVOF法は、空気の流動も考慮することができるため、液滴やサテライトに影響を与える空気の流れも確認できます。
 。

4. まとめ

  • プロペラの回転速度が速くなるにつれて、キャビテーションの発生領域が大きくなることが確認できました。
  • 0.07秒付近からキャビテーションが発生していました。この時点では、プロペラの回転速度は約147[rad/s]であり、プロペラ周囲で8[m/s]程度の流速が見られました。このときのキャビテーション数は3.07です。
  • 0.3秒でプロペラの回転速度は628.32[rad/s]に達し、プロペラ周囲で21[m/s]程度の流速が見られました。このときのキャビテーション数は0.45です。 

 

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