概要
直径5mのSAGミルの解析事例です。溝のついた円筒状容器の中に粒子(鉱石と帯電ボール)を配置し、容器を回転させて鉱石を粉砕します。ミル稼働に必要となる電力量の予測や、壁面の摩耗しやすい箇所の調査を行うことができます。


解析結果
粒子速度の可視化
以下の図2は粒子速度を色で可視化したものです。
回転によって持ち上げられた粒子が落下して叩きつけられる様子を確認することができます。また、堆積した粒子集団の中心部は周囲と比べて速度が低いことがわかります。


消費回転エネルギー
図3にはミルの回転に消費したエネルギー量を図示します。


摩耗の予測
ミルの強く摩耗が起きる箇所を図5に図示しています。

