Case

解析事例

電界強度の評価(屋内シナリオ)

電界強度の評価(屋内シナリオ)サムネイル画像

1.概要

 屋内シナリオを解析した事例を紹介します。図1に評価対象を示します。ドイツのシュツットガルト大学の構内において、送信機から送信される電波の電界強度を評価しました。 

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    図1 評価対象

2.解析モデル

 図2に解析モデルの概観図を、表2に解析モデルの概要を、それぞれ示します。送信機の特性や評価地点の高さなどは測定環境と同様です。 

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    図2 解析モデル(概観図)
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    表2 解析モデルの概要

3.測定結果

 図3に評価対象のフロアで電界強度を測定した結果を示します。左下の写真は受信機を示します。Transmitter location 1~12は、矢印の指し示す位置に送信機を設置した場合の電界強度です。なお、着色された部分が測定領域で、白色の部分は未測定領域です。 

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    図3 電界強度(測定結果)

4.解析結果

 図4に、図3と同じフロアで電界強度を解析した結果を示します。ここでの伝搬モデルはDomain pathです。送信機の近傍で電界強度が大きいことが確認できます。 

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    図4 電界強度(解析結果)

5.測定結果と解析結果

 図5-1にTransmitter location 1 についての電界強度の測定結果と解析結果を示します。解析結果は、伝搬モデルにMulti Wall、Ray Tracing、Dominant Pathを使用した結果についてそれぞれ示します。  

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    図5-1 電界強度(測定結果と解析結果)

 図5-2にTransmitter location 1 についての電界強度の測定結果と差異を示します。差異は(解析結果ー測定結果)の値で、ゼロの場合に両者が一致したことを示します。 

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    図5-2 電界強度(測定結果と差異)

表5に、測定結果と解析結果の差異の平均値、標準偏差、および解析結果の計算時間を示します。ここで、TxはTransmitter locationの番号を示し、伝搬モデルについては経験的モデルであるMulti Wallを使用した場合と決定論的モデルであるRay Tracing およびDominant Path を使用した場合とを示します。

 

 経験的モデルよりも決定論的モデルの方が差異の平均値の絶対値が小さいことから、決定論的モデルの方が測定結果に近いことが確認できます。また、経験的モデルよりも決定論的モデルの方が差異の標準偏差の平均値が小さいことから、決定論的モデルの方がばらつきが小さいことが確認できます。計算時間は、経験的モデルの方が大幅に短いことが確認できます。

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    表5 差異の評価

 

 

 

 

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