《オンライン・セミナー》
樹脂成形シミュレーションを製品設計に活かすために
【セミナーの目的】
近年、プラスチック成形工程におけるシミュレーション(解析)は広く普及されてきました。しかしながら、シミュレーションを製品設計に生かすためには、数値計算手法、材料特性、シミュレーション結果の意味を正しく理解する必要があります。
- 成形に関連する材料特性とは?
- 材料特性は、どの様に表されているか?
- 樹脂流動は、どの様に計算をおこなっているか?
- 実成形とシミュレーションを比較する際に注意すべきことは?
- 樹脂成形シミュレーション結果をどう評価すればいいのか?
本講座では、成形シミュレーションを製品設計に生かすために必要な基礎知識、理論シミュレーションのノウハウを、計算式や事例を用いて解説・実習します。
【セミナー概要】
本セミナーは①座学(講義)、②実習で構成されます。
- ①座学(講義):
- 熱可塑性・熱硬化性樹脂を含む多様な樹脂の種類の説明、樹脂レオロジー特性の意味や物性測定時の注意点、流体解析の理論背景、射出成形専用シミュレーションや熱流体シミュレーションを用いた射出成形など、樹脂部品の設計者がシミュレーションを利用する上で知っておくべき内容を広くカバーしており、樹脂成形のシミュレーションのノウハウや注意点を習得いただけます。
- ②実習:
- Microsoft Excel ®を用いて粘度モデルのパラメータや樹脂の流動計算など関する詳しい知識をご紹介いたします。Excelの“分析ツール”を利用した未知パラメータのフィッティングに関する実習も行います。実習で使用するExcelデータは、お客様の樹脂成形シミュレーション業務に役立つ強力なツールとしてご利用いただけます。
【セミナー対象者】
- 樹脂成形シミュレーションを製品設計に活かしたい方
- シミュレーションの操作方法ではなく、理論背景や業務活用方法を知りたい方
- これから樹脂成形シミュレーションをおこなう予定がある方
- 初めて樹脂成形シミュレーションを担当する事になった方
【習得できる知識】
- 樹脂のレオロジー特性を表現する構成式の基本的な考え方
- 樹脂の流体計算の基礎
- Excelを利用した最適化の操作法
- シミュレーション結果の評価方法
ご注意:
Excelは、お客様ご自身でご用意ください。(Excel2010以降を推奨)
オンライン開催
お申込み受付中:2022年6月9日(木) 申し込み締切 6月1日 18:00
2022年10月13日(木) 申し込み締切 10月4日 18:00

2022年
- 6月
- 9日(木)
受付中
- 10月
- 13日(木)
受付中
※ 残席があれば締切後も受け付ける場合がございますので、お電話(TEL:03-5818-6888)または問合せフォームからご相談ください。
※同業他社およびその関係者の方は、事前にご相談ください。
《樹脂流体解析スキルアップセミナー》
- 時 間
- 10:00~17:00
- 参加費
-
\55,000(税込) ※テキスト代含む
支払方法:受講前請求書払
※受付後、請求書をお送りいたしますので、セミナー前日までにお振り込みください。
(別の支払方法をご希望の場合は、お申込みフォームにその旨をご記入ください) - 定 員
- 4名(定員になり次第締切)※お申込み締切は6営業日前です。
- 会議
システム - GoToWebinar
※お申込み後、詳細をご案内いたします。
※有線LANの接続環境でご参加ください。
- ビデオ視聴
リンク -
当日のセミナー録画が5日間視聴できるビデオリンクをご提供します。
受講者ご本人の復習にご活用ください。
アジェンダ
1章 樹脂の概要
1.1 樹脂の種類
1.2 樹脂の成形法
2章 レオロジー特性
2.1 レオロジーの基礎
2.2 粘弾性モデル
2.2.1 応力緩和とクリープ
2.2.2 Maxwellモデル*とVoigtモデル*
2.2.3 一般化Maxwellモデル*
2.2.4 Die Swellへの適用例*
2.3 粘度モデル
2.3.1 流体の特性と分類
2.3.2 擬塑性流体用モデル:
①指数則モデル*、②Crossモデル*、③Modified Crosモデル*、
④Carreau-Yasudaモデル*、⑤Herschel-Buklelyモデル*
2.3.3 温度依存モデル:①アドレードの式*、②WLF式*
2.3.4 その他のモデル:
①ダイタラント流体、②ビンガム流体、③拡張オストワルド流体
2.4 熱硬化性樹脂用モデル
2.4.1 物性値の変化と反応速度、粘度の取り扱い方
2.4.2 Kamalの反応速度モデル*
2.4.3 Castro-Macosko粘度モデル*
2.5 粘弾性体の積分型流動モデル
2.5.1 伸長流動とは2.5.2 K-BKZモデル*による一軸伸長粘度の計算
3章 Excelによる係数自動最適化実習
3.1 Excel実習(*記号の付いたモデルと式について実習をおこなう)
3.2 係数自動最適化をうまくおこなうためのヒント
4章 樹脂流動の計算
4.1 流体力学
4.2 非圧縮性流体の計算
4.3 ナビエ・ストークス方程式とストークス方程式の比較
4.4 薄肉粘性流体の計算
4.4.1 平行平板内の流れ(Excel実習含む)
4.4.2 円管内の流れ(Excel実習含む)
4.5 射出成形シミュレーションの基礎 (Excel実習含む)
5章 解析事例
5.1 各成形工法シミュレーションの代表的な出力結果
5.1.1 射出成形シミュレーション
5.1.2 押出成形シミュレーション
5.1.3 ブロー/熱成形シミュレーション
5.2 シミュレーション結果からの成形品質評価
5.3 シミュレーション実施時の注意点
※3章のExcel実習では、*記号の付いモデルと式について実習をおこなう
講 師
株式会社テラバイト 技術顧問
【講師略歴】
■1974年~2010年:(株)日立製作所生産技術研究所にてプラスチック成形加工技術、CAE技術の開発に従事(2010年退社)。
■2010年~2017年:工学院大学大学院非常勤講師。
■2010年~現在:㈱テラバイト技術顧問
- 学位:工学博士
学位論文「半導体封止用エポキシ樹脂の流動解析と金型流路設計に関する研究」(平成3年3月:工学院大学) - 学会活動:一般社団法人プラスチック成形加工学会にて、理事、編集委員、企画委員、年次大会実行委員、論文編集委員を歴任。
- 論文:30報、学会発表:54回、セミナー講師:66回、書籍(共同執筆) :24冊
- 表彰:技術賞2回(プラスチック成形加工学会、日本機械学会)、 論文賞3回(プラスチック成形加工学会、エレクトロニクス実装学会)、発明奨励賞1回(日本発明協会)、学会功労賞1回(プラスチック成形加工学会)
- 専門:プラスチック成形加工とCAE技術
所属学会
(1)一般社団法人 プラスチック成形加工学会
(2)一般社団法人 日本機械学会
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